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*アートとわたし*

河北新報の夕刊の、アートとわたしに載せていただきました*
感謝します*

記事では大体の文字数も決まっていると思うので、伝えきれていない部分や、私の伝え方が未熟で多少違うとこなど、補足を話したいと思います^^*
子供の頃に宝石のように透き通った深い水たまりの中に、草花が生い茂り、水中に森があるようでした。当時、育てていたメダカを一瞬泳がせてみたのです。
まるで森の中を泳いでいるようで、その時に感じた世界が、現在の森と水が共存する世界を描く原点なのではないでしょうか。
子供の頃は身体が小さいので地面が近く、草や花、虫をより身近に感じていました*
子供の頃から生き物や自然が大好きで、よく生き物を育てたり、木の実を食べたり、森の中を探検したりもしました。そういったことは頭の記憶ではなく、心の記憶にあるものが今でも絵に影響しているのだと思います。

すでに、絵の道に進む事を決心していたので、小学2年生の頃には自分で絵の勉強を独学で研究していた記憶があります。記憶にあるのは、百合の花だったと思うのですが、花びらの構図や、正面から見た人物の足の構図などを描いて練習したりと、子供の頃から向上心がありました。
私の絵を見た人の喜ぶ姿を見るのが嬉しくて、多くの人に絵を見てもらいたいと思い、絵のコンクールにも積極的に参加してました。
最初の頃は、私が授業や落書きで描いた絵を先生が絵のコンクールに出したりと、自分で選んだコンクールに出していた訳でなかったのですが、中学生あたりから自分で出したい公募に出すようになりました。
画家になる道はいろいろあると思いますが、当時小学生ながらに今の自分が出来ることを考え努力しておりました。賞を取る目的ではなく、いろんな人に作品を届けたい、そんな思いからでした。

友達や家族の前では、おもしろおかしくふざけたりして、自分を出せたのですが、
学校のクラスの中では、自分の考えや想いを言葉で伝える事が難しく、クラスの中ではおとなしいと言われるような子供で、みんなの輪に入る事が苦手で、いつもコンプレックスを抱えていました。
そんな目に見える自分とは裏腹に、描く絵はカラフルで明るいものが多く、絵は自分の内側を表現する、分身のように感じておりました。

絵は私にとって呼吸と同じように必要なものです。あらゆるものを感じて吸って、息を吐くように絵にしないと苦しくなります。

油絵を本格的に学び始めた時は、他の画材と違ってすぐに乾かない、ベタベタしていて思い通りにいかないので苦手でした。
しかし、表現したいことが油絵が適していたこともあって、油絵を描いているうちに一番得意な画材になりました。
今では油絵は、描いたり消したりを繰り返しながら、じっくり時間をかけて絵を育てあげていく私にとっては、私を気長にまってくれる存在です*
絵を描く事は神様から与えられた、私に足りないものを補う賜物、愛だと感じております*
というのは、もし絵が無ければ、自分の世界にひきこもりやすい私は、あまり人と関わろうとしなかったのではないかと思うからです。
絵が用いられ、私と人をつなげているように思えるのです。
そして絵で人の心の支えになるような希望のある作品を描きたいと、自分から愛を表現するものとなっています。
絵の活動をしていると、考えや思考を話す事も多く、日々鍛えられているように思います。
話す事はもともと好きです。ただ自分の内側にあるものを紡いで形にして,口で伝えることが苦手だったのではと今では感じます。
今でも手紙を書いて友人に送ったりするのですが、口頭で述べるよりも、じっくり考えて紡いだ言葉を伝えられるので好きです。

専門学校を卒業してから、絵の展示をしたり、作品の発表をしてきました。

現在、ミュージカルにとても興味があり、1枚の絵に始まりから終わりまでの物語があるような、音楽が聞こえてきたり、人が動き出しそうな作品を描きたいと思っております。
今後の目標は、国内、海外で個展を開いたり、絵本やグッズ、ファッションなどに絵を展開していき、作品が多くの人の身近な存在になれたら幸いです^^*

*アートとわたし*_f0351950_02041827.jpeg







by zyagaimoozisan | 2017-09-13 02:02