絵はいつから描いているんですか?美術の学校に行ってたんですか?
幼い頃から描いています。母子手帳を見ると、3歳になるまでには絵を描く事がすでに好きだったようです。
絵の道を歩むと固く決めたのは小学生の低学年のときです。なので小学生の頃から積極的に絵のコンクールに参加してました。小学校ではイラストクラブ、中学は美術部、高校は美術コースに入り、部活は美術部、デッサン部、専門学校では主にイラストレーションやデザインを学びました。
美術系の大学に入って油絵をやりたかったのですが、金銭的な問題でその道はありませんでした。
なにで描いているんですか?
油絵の具です。様々な画材を使ってきたのですが、中学生の頃に一度油絵をやり、高校生の頃から本格的に油絵を始めました。
それまでは、アクリル絵の具や水彩、パステル、ペン、色鉛筆にコピックなどを使った絵を描いてました。
当時は油絵に対して抵抗がありました。すぐに乾かないし、描きにくくて苦手で嫌いでしたが、私が表現したい作品に油絵が適しており、描いているうちに慣れて1番得意な画材になりました。
メーカーはホルベインです*
油絵はどのようにして学んだのですか?
油絵は高校で本格的に始めたのですが、高校では描き方というより、道具の使い方を学びました。
なのでほとんど自分で描きながら学びました。ただ自由に描いていた感じですが。
当時先生に油絵を教えてほしいと頼んだのですが、あまりにも私が自由に描いていたためか『近藤(私)はこのままで良い』と言われました。
まだまだ未熟なのでさらに描きたい絵のために成長中です*
アクリルでもこういう絵は描けるのではないですか?なぜ油絵なのですか?
私の制作スタイルが、下書き無しで考えながら描き進めていくために何度も消したり足したりの作業があるのと、私がアクリルを使うとだいぶ画風が変わるため、油絵で描いています。
制作時間はどのくらいかかりますか?
作品やサイズによってだいぶ変わります。1枚の作品に集中して描きあげるのではなく、数枚の絵に手をつけるので、正確な制作時間はわかりません。だいたいは数週間から数ヶ月、長いもので数年かかっているものがあります。
数年かかっているものに関しては、サイズが大きめであることと、今までのすべてを込めようとじっくり真剣に考えながらインスピレーションしているので時間がかかってます。
この大きめの作品のためだけに短期で警備員のアルバイトや500円貯金をして、ドイツにツアーで参加して、資料集めと、建物や質感、空気などを実際に感じに行ったことがあります。
なぜドイツかというと、ある時 いろんな世界の建物が載っていた本を見て、自分の絵に合うデザインの家がドイツにあることを知ったためです。
行かなくても写真を見るだけで良いではないかと思われるかもしれませんが、実際に見て感じて描きたかったのです。
現在の時点で未完成の作品が20作品以上あります。
サイズはどのくらいですか?
作品によって様々ですが、小さい物でSMサイズ、大きい物でF80です。
今後F100〜の作品も機会があったら描きたいと思ってます。
絵のアイディアはどのように生まれるのですか?
散歩中に道ばたや自然の中の植物を見たり、建物を見たり、音楽を聴いたり、聖書を読んでいたりと
ふとした瞬間に舞い降りてきます。いろいろ見る事によってインスピレーションする事が多いです。
自然と頭の中に世界が出来上がっていきます。
現在の作風に行きついた経過はなんですか?
子供の頃に自然や生き物などと触れ合っていた記憶や感覚が今の画風に影響していると思います。
自分がアリだったら、この地球はさらに果てしない世界に感じるんだろうなとワクワクします。
絵本を作ったら良いのではないですか?
数年前から絵本を作ろうと考えているのですが、ストーリーを考えるのに時間がかかっていて、なかなか進みません。じゃがいもおじさんの絵本を考えています。
油絵ですが薄く塗っているんですね?
力強くゴツゴツとしたタッチの油絵を想像されている方からたまに言われるのですが、
私の作品は実際には1つのモチーフに大体少なくても5回以上から何十回、何百と何度も何度も地道に塗り重ねて描いていって、納得のいく作品になったらやっと完成します。私の作品は細かいモチーフが多いので、気が遠くなります(笑)
絵で食べれるんですか?
絵で生活しようと思って絵を描いてきた訳ではなく、小学生の頃から夢として追ってきました。
それなら趣味で良いのでは?…と言われますが、そういうわけでもありません*
私にとって絵は体の一部であり、呼吸です。そして神様からの贈り物です。真剣に本気で絵に向かい合って描いています。
大きい作品は売れないのではないですか?
もともと原画を販売するつもりで描いている訳ではなかったので、売りたいとも思っておりませんでした。
小さい作品も販売するために描いてきた訳ではないのですが、最近少しずつ販売出来る作品を増やしてます。
私にとっての絵とは一言で
*愛です*